05-01;総論
解剖と生理
関節
肘関節
手根関節=橈骨手根関節
- 月状骨と舟状骨と、橈骨の間で形成。楕円関節;二軸で前後に大きく、また左右に動く
手根中手関節(CM関節)
- 母指以外は平面関節。母指は鞍関節で二軸関節をとる。この関節で指の対立ができる。
膝関節
距腿関節
- 他にも足首の運動を助けるため、距骨下関節(踵骨と距骨の間)、横足根関節(距骨と舟状骨、踵骨と立方骨)がある。
- 内側に三角靭帯、外側に外側靭帯がある。内反で外側靭帯の一つである前距腓靭帯を傷めるのがよくあるねん挫である。
筋肉
上肢
- 肩関節屈曲;三角筋の前側と大胸筋
- 肩関節進展;三角筋の後ろ側と広背筋
- 肩関節外転;三角筋中部と棘上筋
- 肩関節内転;大胸筋と広背筋
- 肩関節外旋;棘下筋と小円筋
- 肩関節内旋;肩甲下筋と大円筋
- 上腕二頭筋;屈曲と回外に働く。びんの蓋は回外で閉まるように作られている。
指
- 浅指屈筋はPIP関節の、深指屈菌はDIP関節の屈曲に働く
下肢
- 股関節屈曲;腸腰筋
- 股関節伸展;大殿筋
- 股関節外転;中殿筋、小殿筋
- 股関節内転;大内転筋、長内転筋、薄筋
- 膝関節屈曲;大腿四頭筋(大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋)。大腿直筋は二関節筋
- 膝関節伸展;ハムストリング(大腿二頭筋、薄様筋など二関節筋)。よく肉離れを起こす。
- 縫工筋;股関節の屈曲、外転、外旋。膝関節の屈曲。筋繊維が最も長い。
- ハムストリング;股関節の進展にも働く。膝関節を伸展したまま股関節を屈曲すると可動域が狭くなる
膝蓋骨
- 種子骨のひとつ
- 骨と腱の摩擦を防ぎ、骨格筋の力を伝えやすくする。
足
- 底屈;ヒラメ筋と腓腹筋で(下腿三頭筋;停止腱がアキレス腱)。
- 内反;後脛骨筋(ヒラメ筋の奥にある)
- アーチ;3つ;内側縦足弓(土ふまず)、外側縦足弓、横足弓。クッションの役割をする。偏平足では疲れやすい。
神経
L5;足関節背屈 S1;足関節底屈
用語
Charcot関節
- 神経障害により関節の防御機構が破綻し、高度の関節障害をきたすもの。脊髄ろう、脊髄空洞症、糖尿病性神経障害