05-08;腫瘍
骨巨細胞腫
- 20〜30歳代に好発し、長管骨の骨端に発生する。その過半数が大腿骨遠位端、脛骨近位であり、原発性骨腫瘍の第4位の頻度である。エックス線像は骨端に偏在性の骨透明巣として認められる。骨皮質の菲薄化、膨隆を呈するが骨膜反応は見られない。病巣内に石鹸泡状陰影(soap
babble appearance)が見られる。病理では多核巨細胞が多数均一に散在する。治療法は完全な腫瘍切除と自家骨、同種骨、人工骨移植が一般的である。関節面が破壊され関節温存が不可能な場合は人工関節置換術が適応である。