17-01;医学総論;癌私見
癌についての私見
- 癌は遺伝子の突然変異で未分化方向の細胞になるように言われてきましたが、本当にそうでしょうか?
- 未分化に進む方向性がもともとプログラムとしてあるように想像します。
- 話が逸れますが、どうして男女があるのでしょう。どうして生命に寿命があって子孫に受け継いでいくのでしょう?私は男性は環境変化に対する変化を後世に伝える種、女性は保守的に遺伝情報を後世に伝える種、寿命はそれを後世代に伝えていくのに必然の結果(種として環境適応が必要なければ寿命は要らず不老長寿でよい)ではないかと思います。
- 筋肉や肺、消化管や皮膚、血液いずれも外環境の影響は少なからず受けます。時には変化は炎症をおこし周囲に影響を与えます。炎症は強ければ組織の破壊につながりますが、軽度の炎症であれば組織の強化につながります。たとえばスボーツ選手のトレーニングは日々軽い炎症を組織に起こし強化できるよう適応させているはずです。炎症はさまざまな一酸化窒素をはじめ様々なサイトカインが出されます。低濃度では増殖の方向に進む(例えば筋肉強化)ようにしています。一方で一部にその変化情報を未分化な細胞へ伝える仕組みがあると思われます。伝えるというよりも受けた影響により細胞そのものが未分化方向へ変化するのかもしれません。
- それが血中に乗って他の未分化細胞とも情報を共有したり新しい場所で分化するかも知れません(ある癌のタイプの転移先はだいたい決まっています)。
- 男性では最終精子にその情報が伝わるようになっていると考えます。そうでなければ常に産生を続けていることが説明できません。新しい情報をいつも産生する精子に伝わるようにしているのでしょう。精母細胞に変化するのか、細胞融合して情報が伝わるのか、何らかの情報伝達があるはずです。
- 女性でも妊娠中に胎児に情報が伝わる可能性や、母乳から情報を送っている可能性があると思います。
- もし未分化細胞が流血中から精巣で精子に変化していくのであれば、精巣では癌転移はあまり認められないことから、何か精巣には癌化しない制御方法があるように思われます(減数分裂によるとか)。
在宅医療の? 認知症の?
- 社会保険による医療とは、病で休んでおられるから生産性のある状態に戻すこと。ここでいう生産性のある状態とは、業務に限らず家事も含み、高齢者でも孫守や家事、他の人の役に立つことをいいます。
- それを超えた医療は福祉医療と考えるべきです。社会の安心のために福祉は大切ですが重要度は社会保険医療>福祉医療であるべきかと。
- 終末期も含め在宅医療を望みますかと聞かれれば、誰でもyesと答えて当然です。一方で家族に大きな負担をかけてもよいですかと聞いて、自分がそれだけ貢献したのだからとyesと答える人は少なく、小さな負担であればとも思うでしょう。
- ここでいう負担とは、身の回りのこと、食事の準備、食べること、片づけ、着替え、大小排泄、風呂といえます。食事の買い物、準備、片づけは日々誰かが家族でされていること(小さな負担)。他のことは他人が介助するとなると大変です(大きな負担)。ましてや認知症で眼が離せなくなった場合には、24時間体制であれば一人に対して3人の介助者が必要といえます。
- 大きな負担になった時、3人の介助者を必要とすることが生産性につながることでしょうか。ましてや保険を使って低コストで済ませることは良いのでしょうか。介護士のライセンスをとっても時給が50円上がるだけ。もっとコストを上げてこそ社会にまた還元できるかも知れません(コストのかかる介護はビジネスととらえてよいことであると思います。ただしすべての人に還元できなくなりますが)。
- 介護がエンドレスではよくなく、基本は自分で身の回りのことができなくなりかつその方を本気で大切にして気持ちの支えにしている人がいないのであれば、厳しいですが社会から引いていただく方向にもっていかざるをを得ないと思います。
- 死は誰にもやってきます。忌むべきものではなく受け入れてまた他人を生かすこともまた、本来受けついできた命の継続であるでしょう。
- 積極的な死への誘導は法的違反です。でも胃ろうを作ったりして栄養を回すことは?です。人は末梢点滴だけであれば数週間の延命、中心静脈栄養であれば数カ月の延命、胃ろうの作成は年単位の延命になることが明らかにされています。
- 認知症は予防すべきもの。さまざまな予防法が挙げられていますが。
- さて進行を遅らせる治療薬は? 本当に進行が止まるのであれば是非服用をと思いますが、結局進行するのであれば製薬メーカーの思うつぼでは。
- いずれ薬品としての予防方法が現れそうです。期待しています。